「トラリピの含み損が大きいです。損切りする方法はありますか?」
こんな疑問を解決します。
トラリピでは損切りする方法が大きく2種類あり、それぞれに特徴があります。
当記事ではトラリピの損切り方法と損切りのメリット・デメリットを紹介。
- ストップロス設定と手動決済による損切り
- トラリピ損切り最大のデメリットとは?
- なぜ私は損切りしてないのか?
このあたりのポイントを解説しますので、参考にしていただけると嬉しいです。
目次
トラリピで損切りする2つの方法
トラリピで損切りする2つの方法は
- ストップロスを入れる
- 手動で損切りする
この2つがあります。
ストップロスを入れる
ストップロスは指定した価格になると、損切りされる仕組みのことです。
仮に、ドル円でストップロスを100円に設定している場合、100円になった時に自動で損切りされます。
ストップロスの設定方法は下記です。
- 「トラリピ管理表」をクリック
- 通貨ペアを選ぶ
- ストップロス追加を選択
- ストップロスを入力
この順番で設定を追加することができ、最初の注文時にも入力する場所があります。
当ブログでの設定ではストップロスを設定していませんが、ハイリスクで勝負する時にはストップロスを設定しておきましょう。
手動で損切りする
現在価格で損切りすることもできます。
手動で損切りする方法は下記です。
- ポジション一覧(決済)をクリック
- 決済したい注文の「トラリピ」をクリック
- チェックを入れて「注文取消」をクリック
- ポジション一覧に戻って、チェックを入れる
- 決済注文をクリック
画像の赤枠から、決済を行います。
すぐに決済したい場合はクイック決済で、指値や逆指値を使いたい時は決済注文を指定しましょう。
ただ、一度注文を取り消しているので、その設定自体が次回からは発注されなくなります。
【赤矢印部分の設定が1個なくなっている】
注文を復活させるには手動でもう一度設定しないといけません。
その点に注意して、手動決済するようにしましょう。
トラリピで損切りするメリット
トラリピで損切りするメリットは次のとおりです。
- 含み損を最小限にできる
- ロスカットを防げる
これらについて詳しく解説します。
含み損を最小限にできる
トラリピでは含み損がどんどん大きくなる局面があります。
それで全く平気な人もいますが、中にはそれに耐えられない人もいるはずです。
そんなメンタル的に苦しくなってきた時に、損切りすると含み損が最小限で済みます。
- メンタル的に含み損がしんどい
- 思った方向と別の方向に動いた
- 最小限の損失で、設定を新しくしたい
こんな時には損切りをするメリットがあります。
ロスカットを防げる
トラリピのロスカットは威力が絶大です。
全通貨ペアのポジションが一括で決済されてしまうので、かなりの資産を失ってしまいます。
ロスカットになる前に、ストップロスなどで損切りしていれば、ロスカットは防げるかもしれません。
【損切りがいい方向に動く例】
- 強制ロスカットが怖い
- 早めにストップロスを入れる
- 最大損失を避ける
こういった流れになれば、損切りしたメリットがあると言えるでしょう。
トラリピで損切りするデメリット
トラリピで損切りするデメリットは下記です。
- 一番利益になる局面を逃す
- メンタルに左右されなくなる
- 損切り貧乏になる
これらのポイントについて解説します。
一番利益になる局面を逃す
トラリピで最大の利益が出る局面は暴落が起こった時です。
2020年の株価大暴落時には為替も急変動し、かなりの利益を得ることができました。
ロスカット水準に近づく変動がある時こそ、トラリピが最も威力を発揮する時です。
【トラリピで利益を逃す時の流れ】
- 大暴落時の動きに耐えられなくなる
- ストップロスなどで、損切りする
- 大暴落が終わり、為替も急回復する
- 「損切りしなければ爆益だったのに・・・」と後悔する
2020年の大暴落では実際にこのような現象が起こりました。
私は運用を続けていたので、大きな利益を得られましたが、損切りによって大きな利益を逃した人もいました。
これが損切りのデメリットです。
【2020年3月暴落から急回復】
メンタルに左右されやすくなる
損切りをするかしないかを常に判断するようになると、目先の感情に左右されやすくなります。
本来は設定した時に戦略を決めておかないといけないんですが、目先に揺さぶられて、ブレブレになってしまうことが多いです。
【目先に揺さぶられる例】
- 下落したから損切りしよう
- 上昇したから損失の小さいところで損切りしよう
- 損切りするつもりはなかったけど、やっぱり損切りしよう
ごちゃごちゃいじればいじるほど泥沼にハマっていき、利益を得られなかったというケースは山ほどあります。
私自身も設定をいじるのが得意ではないので、ごちゃごちゃいじっていません。
損切り貧乏になる
投資の世界では「早めに損切りしろ!」という言葉がありますが、小さな損切りを続けた結果、どんどん損が大きくなることがあります。
それが損切り貧乏です。
トラリピは基本的にレンジ相場を想定していて、上下動を繰り返すのが前提となっています。
なので、損切りしなくとも最終的には利益が積み重なる可能性が高いんです。
株とは違い、右肩上がりになるわけではありませんから、細かい損切りを続けない方が得策。
相場を予想してハイリスクな運用をしている場合のみ、損切りを実行するようにしましょう。
なぜ当ブログのプランでは損切り設定してないのか?
当ブログのプランでは損切り設定をしていません。
その理由は
- トラリピに神経を取られないため
- 相場の予想はできないと考えているため
- 損切り基準を明確にできないため
これらの点が挙げられます。
トラリピに神経を取られないため
トラリピの損切り設定をせず、自動運用の時間を長くすることで、自分の時間を確保できます。
できるだけ自動で運用してもらいつつ、空いた時間を自分の時間に使うのが理想です。
- トラリピを運用しながら、副業を始める
- トラリピを運用しながら、株の勉強を始める
- トラリピを運用しながら、家族との時間を作る
チャートと向き合う時間が長くなれば、その分他のことをする時間がなくなります。
私の場合はトラリピを運用しつつ、ブログを書いたりライターの仕事をしたかったので、トラリピでは損切りしない設定にしました。
相場の予想はできないと考えているため
基本的に、相場は予想できないと考えています。
なので、「ここからさらに下落する」とか「ここから反発して、急上昇する」とかを勝手に判断することはしません。
そこまでの実力がないと判断して、自動で運用できるように設定しています。
相場の予想ができれば、損切りを設定して、新しい設定を追加したりしたかもしれません。
ですが、予測はかなり難しかったので、私は諦めました。
なので、幅広くトラリピを設定して、ある程度の暴落があっても利益が積み重なるスタイルにしています。
損切り基準を明確にできないため
為替で損切り基準を明確にするのは簡単ではありません。
どこまで下がったら損切りするのかを判断するのは難しいと思ったので、損切りしないようにしました。
損切りをするなら、明確な基準が必要です。
明確な基準を作れない方は損切りしない設定にした方が無難でしょう。
まとめ:トラリピの損切りは2種類の方法で可能!デメリットも頭に入れよう!
トラリピで損切りする方法は2つあります。
- ストップロスを設定する
- 手動で損切りする
損切りしたい方は上記の方法で、やってみてくださいね!
損切りは簡単ではありませんし、私自身損切りはトラリピではやっていません。
相場に対して自信がない人は損切りしない戦略を取るようにしましょうね!