通貨ペアを分散し、地政学リスクなどのリスクを分散してくれるトラリピ世界戦略。
簡単に数クリックで発注できる点がメリットですが、実際に運用する価値がある戦略なのでしょうか?
この記事では、前半でトラリピ世界戦略のメリットやデメリット、後半で世界戦略を設定する手順を紹介します。
世界戦略を採用するかどうかで迷っている方は、じっくり最後まで読んでみてくださいね。
【トラリピの基本理解動画はこちら】
目次
トラリピ世界戦略とは?

豪ドル/NZドルダイヤモンド戦略 | 高パフォーマンス |
ユーロ/英ポンドハーフ&ハーフ戦略 | 広い守備範囲 |
米ドル/カナダドルハーフ&ハーフ戦略 | バランス型 |
トラリピ世界戦略は、上記の3つの戦略を組み合わせて運用する戦略です。
異なる戦略を採用することで、値動きを分散する効果があります。リスクを分散し、値動きを分散することで、評価損や利確タイミングの分散を狙います。
レンジ相場の通貨ペアに分散する戦略
トレンド相場 | レンジ相場 | |
発生頻度 | 少ない | 多い |
売買タイミング | 難しい | 簡単 |
トレンド、レンジ終了の判断 | 難しい | 簡単 |
相場をチェックする頻度 | 多い | 普通 |
トラリピはレンジ相場を得意にする戦略です。
レンジ相場の発生頻度は多く、レンジ相場かどうかの判断も比較的しやすいです。また、相場をチェックする頻度もそこまで多くなくて済みます。
公式サイトが提唱している戦略
トラリピ世界戦略は「ストラテジスト」と呼ばれる方が作った戦略です。
私のような一般投資家ではなく、公式サイトが提唱している点でも安心感があります。
公式が提唱している戦略に関しては、オンラインサポートで質問もできます。(2022年8月現在)

私のブログの設定はあくまで私個人の設定なので、ZOOMで質問しても答えてもらえません。
トラリピ世界戦略のメリット

トラリピ世界戦略のメリットは次のようなメリットが挙げられます。
- 発注までの手間が省ける
- バランスが取れた通貨ペアに分散
- どこで何が起こるかわからないリスクが避けられる
- バックテストの結果が公開されている
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
発注までの手間が省ける
世界戦略は発注までの手間がほぼかかりません。
1つの通貨ペアを発注するのに、たった数クリックしか必要なく、世界戦略は10クリック〜20クリック程度で完成します。
当記事の後半では発注方法の動画も用意してますが、動画の時間はたった8分42秒です。
- クリックするだけで発注
- 当ブログでは動画も用意
- 公式戦略なので、質問できる
通常は本数やレンジ幅を全部指定してから注文しないといけません。
その作業がなくなるのは世界戦略のメリットだと言えます。
バランスが取れた通貨ペアに分散

対円通貨ペアや対ドル通貨ペア、対ドル以外の通貨ペアへと分散すると、リスク分散できます。
2022年のように急激な円安になった場合、どの通貨ペアでも円安になるといった具合ですね。これだとなかなか運用益が出ません。
さらには、含み損がひたすら膨らんでしまう可能性もあります。なので、下記のように分散しておくとリスク軽減になります。
- 対円通貨ペア
- 対ドル通貨ペア
- 対円、対ドル以外の通貨ペア
通貨分散によって、値動きがバラバラになる点がメリットです。
どこで何が起こるかわからないリスクを避けられる
世界にはいろんなリスクがあるので、リスク分散が極めて重要です。
2022年はヨーロッパで戦争が起こっていて、世界のどこでリスクがあるかわかりません。
通貨ペアの分散すると、次のようなメリットがあります。
- 評価損の推移が比較的おだやかな傾向
- 日々の利益確定の確率が上がる
- 地政学リスクを分散できる
地政学リスクは最近問題になっているので、通貨ペアを分散するのがおすすめです。
バックテストの結果が公開されている

ブログなどで公開されている設定はバックテストが難しいですが、公式サイトの戦略はバックテストが行われています。
上記画像は2017年1月2日〜2022年4月29日のバックテストで、損益は約313万円となっています。
年間で約60万円の運用益が出る計算です。
<世界戦略のバックテストからわかること>
- 年間の運用益は約62.6万円
- 毎月の運用益は約5.21万円
- 利益率は20.8%(小数点以下切り捨て)
もちろんバックテストの結果なので、今後も同じような運用益が出るわけではありません。
ただ、このようなバックテストの結果が実際にあるのはとても大きいです。
トラリピ世界戦略のデメリット

トラリピ世界戦略を運用するデメリットは下記です。
- 運用に300万円必要
- 設定の仕組みを理解できないまま発注できてしまう
順番に解説します。
運用に300万円必要
トラリピ世界戦略は運用に300万円必要です。
世界戦略は3つの通貨ペアで運用し、1つの通貨ペアにつき100万円ずつ配分します。
【世界戦略発注通貨ペア】

分割して発注もできますが、リスク面でのバランスがやや悪くなります。
それなりの運用金額が必要なので、少額で運用したい方には世界戦略が向きません。
設定の仕組みを理解できないまま発注できてしまう
トラリピ世界戦略の発注は、たった数クリックです。
注文が簡単なのはメリットですが、トラリピを十分に理解しないまま運用を始める危険性もあります。
<直面しやすいリスク>
- トラリピの理解がないまま世界戦略を発注
- 想定外のリスクに直面する
- 知識がないので、対応できない
公式の戦略なので、わからなければ問い合わせもできますが、リスク管理が甘くなりがちです。
これらのデメリット面を把握した上で、運用を始めましょう。
今月からでも運用益が得られるトラリピ。
2019年からの運用で、累計売買損益+100万円突破
毎月コツコツ運用益を得ています。
トラリピ世界戦略に向いている人
向いている人 | ・300万円用意できる人 ・各通貨ペアにバランスよく投資したい人 ・公式の設定をそのまま真似したい人 |
トラリピ世界戦略に向いてる人は、資金を多く用意できる人です。
3つの通貨ペアで合計300万円なので、その金額が用意できる人は世界戦略がおすすめです。
公式サイトの設定なので、バランスやリスク管理に優れています。
トラリピ世界戦略に向いてない人
向いている人 | ・300万円用意できる人 ・各通貨ペアにバランスよく投資したい人 ・公式の設定をそのまま真似したい人 |
トラリピ世界戦略に向いてない人は、資金が用意できない人です。
1つの通貨ペアに100万円必要なので、その資金がない人は運用できません。
私のように「30万円で始めたい」という人に、世界戦略は向いてないわけですね。
100万円以下の少額で始めたい場合の設定は「トラリピ安全設定の運用方法!安定的に稼ぐリスク限定運用を公開」という記事で解説しています。
また、少額で大きめの運用益を狙いたい人向けの戦略も下記にあるので、ぜひ参考にしてみてください!
今月からでも運用益が得られるトラリピ。
2019年からの運用で、累計売買損益+100万円突破
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トラリピ世界戦略の設定方法【動画・画像付き】
トラリピ世界戦略の発注方法は動画に収録しました。
マネースクエアに登録している人なら、数クリックで簡単に発注できます。
具体的な発注手順(画像付き)
公式サイトから数クリックで各戦略が発注できるようになっています。
【設定の手順】
- ログインする
- マイページトップをクリック
- トラリピ戦略リストをクリック
- 世界戦略を書かれた戦略を選択する
各戦略をクリックすると、下記のような画面に切り替わるので、それぞれクリックしていきます。

クリックしたあとは注文確認画面に移動するので、確認して注文を確定させましょう。

残りの通貨ペアも同じように注文を設定していきます。
投資資金が少ない場合の発注方法
30万円の場合は豪ドル/NZドルが組み合わせやすいです。
豪ドル/NZドルのダイヤモンド戦略1つを運用するなど、1つの戦略を利用することで投資資金を少なくできます。
- 豪ドル/NZドル
- 米ドル/カナダドル
- ユーロ/英ポンド
いずれかの通貨で運用を始め、必要資金は1つの通貨ペアで100万円です。
<必要な資金と通貨ペア>

私ならバランスを考えてドルカナダから発注しますが、運用益重視の方はオージーキウイから発注するのもあり。
公式サイトの戦略なので、発注前に問い合わせてみるのも1つの方法です。
トラリピ世界戦略以外の初心者さん向け設定
初心者さん向きの設定を、表にまとめました。
世界戦略の資金量で運用できない人は、表の設定がおすすめです。
リスクを抑えた戦略や初月から高利益率を狙っていく戦略があります。
不労所得で資産を増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。
今月からでも運用益が得られるトラリピ。
2019年からの運用で、累計売買損益+100万円突破
毎月コツコツ運用益を得ています。
まとめ:トラリピ世界戦略は注文が簡単な公式戦略

トラリピ世界戦略は、少ないクリック数で簡単に発注できます。
公式が考えた戦略を簡単に導入できるのが強みで、通貨ペアも分散されているので、同じ値動きになりにくいです。
トラリピ世界戦略に関して、最後にもう一度まとめました。
<トラリピ世界戦略>
- 公式サイトで解説されている
- 設定が簡単にできる(設定で間違えない)
- 運用金額は300万円
世界戦略は口座開設後の設定が少なく、クリック数で完了できます。
手間なく公式が提唱する戦略を採用したい方は、世界戦略で運用してみてください。
今月からでも運用益が得られるトラリピ。
2019年からの運用で、累計売買損益+100万円突破
毎月コツコツ運用益を得ています。