トラリピを運用する前に必ず知っておきたいトラリピのデメリット。
当記事ではトラリピを実際に運用してみて気付いたデメリットを包み隠さず紹介します。
私自身トラリピをこよなく愛していますが、「当ブログを見てトラリピに挑戦した結果、失敗してしまった・・・」なんて人を絶対に作りたくありません。
自分に向いているかも含めて、しっかりと検討してから始めてもらいたいと思っています。
当記事ではトラリピのデメリット面を中心に扱っているので、「トラリピを始めたいけど不安・・・」という方は最後までお読みいただけると嬉しいです。
目次
【結論】当記事で解説する「トラリピのデメリット」が気にならない人は運用OK
この記事ではデメリットを7つ紹介します。
- 積極的に売買したい人にはつまらない
- 資金拘束がある
- 含み損を抱える期間が長い
- 自由に設定できすぎる
- ロスカットの可能性が消えない
- 運用益が出る時と出ない時に差がある
- 自動運用できるので、相場に強くなりにくい
これらがデメリットで、この記事で詳しく紹介する内容です。
デメリットが気にならない方、メリットがデメリットを上回ると判断された方は運用しても問題ありません。
ちなみに、私自身はトラリピが大好きで、メインの運用にしています。
仮想通貨や株・投資信託・ロボアドバイザーなど10種類ほどの投資をやっていますが、その中でもトラリピがメインです。
トラリピのデメリット7選〜他の投資と比較して解説〜
では、順番にデメリットを解説していきます。
自分自身の状況を照らし合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
積極的に売買したい人にはつまらない
トラリピは一度設定すれば、その後自動で売買してくれます。
なので、運用する手間はだいぶ省けるわけですが、積極的に売買したい人にはつまらない戦略です。
- チャート分析をして、自分が納得するタイミングで売りたい
- 相場の状況を勉強したい
- 各国の金融政策などを分析して、売買したい
こういった方は手動で注文するか、他の投資がいいでしょう。反対に、仕事などで時間がない人にとっては自動で売買するトラリピが向いています。
上手に売買できれば、トラリピで自動運用するより運用益は出せます。ただ、それは難易度が高い作業ですし、ほとんどの人が達成できないでしょう。
私もトレードで稼ぐのは無理だと判断して、トラリピを運用しています。売買に自信がある人にとっては、トラリピがデメリットになるでしょう。
資金拘束がある
トラリピに入金した資金はいつでも引き出せるわけではありません。
注文をどれくらいしているか、注文がどれだけ発動しているかによって、出金できる金額が変わります。
- 発注している注文が多い時は引き出せる金額が少なくなる
- 含み損が大きい時は引き出せる金額が少なくなる
仮に1000万円を運用している場合は1000万円から増えた分を引き出すというのが私のスタイルです。
1000万円が1100万円になった時に、100万円を引き出すようなイメージですね。
どの投資にも当てはまるのが資金拘束ではありますが、トラリピにも一定の資金拘束がありますので、生活に必要な金額まで入金しないように気をつけましょう。
含み損を抱える期間が長い
トラリピは基本的に含み損を抱える仕組みになっています。
含み損の期間が数ヶ月になるか1年以上になるかは市場次第ですが、含み損を抱える期間は長くなりがちです。
ただ、当ブログの戦略やトラリピの長期運用は含み損をロスカットしないことが強みになっています。
【初心者が陥りやすい課題】
- 初心者にとってはロスカットの判断が難しい
- 当ブログのプランは含み損を抱えるものの、ロスカットしなくても運用できるプラン
ロスカットの判断は投資上級者でも簡単ではありません。
最小限の損失で済むこともあれば、「ロスカットしなければ儲けられたのに・・・」なんてこともあります。
そういう点を考えると、含み損の期間が長くても、ロスカットせずに我慢しておく戦略の方が初心者の方は始めやすいのではないかと考えています。
自由に設定できすぎる
自由に設定できるのはメリットではあるんですが、初心者の方が無茶な設定をしても、発注できてしまいます。
今日注文して明日100万円ロスカットになるような設定もできないことはないです。自由な設定は中・上級者にとってはありがたいんですが、初心者の方の無茶な設定にもつながります。
無茶な設定になるのが怖い人は当ブログ内の各プランを活用してください。また、公式サイトにもいくつかの戦略が用意されています。
公式サイトの戦略は自動で発注できたりと利用しやすいです。公式サイトやブログの戦略を読むと初心者でもそれなりの設定ができます。
ただ、公式の設定でもロスカットを避けられるわけではありませんので、その点はご注意ください。戦略リストは下記の要領で紹介されています。
ロスカットの可能性が消えない
ロスカットの可能性があるのが1つのデメリットです。
設定によってはすぐロスカットになる可能性もありますし、反対にほとんどロスカットすることがないであろう設定にもできます。
ただ、ロスカットに関してはどの投資でもあり得ますし、投資では損失するケースがあるのが普通です。
そう言ってると・・・
と思われるかもしれませんが、株は株で含み損が大きくなるだけで復活しないケースがあります。
トラリピの場合はレンジ相場に設定を仕掛けるので、含み損が大きくなってもやがて減るという安心感があります。(先進国通貨の場合)
ロスカットの可能性があるのはデメリットではありますが、自分自身の設定をしっかり把握していれば、それほど怖くはありません。
運用益が出る時と出ない時に差がある
トラリピでは利益が出る月と出ない月に差があります。
上記グラフでも月3万円〜月6万円ほどで推移していて、約2倍の差になっていますが、運用益が出るときはもっと出ます。
月20万円ほどの運用益が出る月もあれば、月3万円ほどの運用益になるケースもあるのがトラリピの特徴です。2020年四半期ごとのグラフだとさらに差がわかります。
こんな感じでまずまず差があるのがトラリピです。(最初の数本の棒グラフが低くなってるのは設定の本数が少なかったためです)
運用益が出ないからといって、注文数を安易に増やしてしまうと、値動きが活発な時に対応できません。
設定を追加するときは過去のチャートと運用試算表を活用しながら、慎重に行うようにしましょう。なお、毎週の運用実績はトラリピの運用実績!運用益の週次報告(2021年〜)で公開しています。
自動運用できるので、相場に強くなりにくい
自分自身で売買すると、相場に強くなります。しかし、トラリピは自動売買なので、そこまで相場に強くなりません。
自分で売買すると下記のようなポイントを意識するようになります。
- 最近のトレンドはどうか?
- 移動平均線からどれくらい離れているか?
- 金融政策はどうなっているのか?
自分自身で考えて売買した方が知識はつきます。
時間を使わず楽をしたい人にはトラリピが向いてますが、投資力をつけたい人は自分で売買した方が投資力アップにつながるでしょう。
トラリピを運用するメリット7選
トラリピを運用するメリットをまとめました。
- 一度勉強したら、あとは時間をあまり掛けずに済む
- 株が不調の時でも運用益が出やすい
- 注文の手間が省ける
- 通貨ペアの分散が図りやすい
- 運用戦略を自分で決められる
- 他の人の戦略を丸パクリできる
- 利益率がそれなりに高い(私の実績)
順番にメリットを見ていきましょう!
一度勉強したらあとは時間をあまり掛けずに済む
一度勉強したあとは時間をそこまで掛けずに設定できます。
トラリピを30万円で運用する「初心者おためしプラン」の設定方法が最初のお試しプランとしてありますが、この方法を真似してもらうのは構いません。
ただ、大事なのは自分で設定を勉強することです。
【運用の道筋】
- まずは真似でOK
- 真似した設定を理解する
- 自分で設定できるようになる
最初は真似でいいですが、その設定を見ながら、どんなリスクがあって、どうなったら運用益が出るのかを理解していきましょう!
そして、自分で設定できるようにしましょう。一度理解してしまえば、あとはかなり簡単に発注できます。
トラリピの設定やロスカットのことを一度頭に叩き込んでしまえば、運用の手間が省けます。手間が省けると運用がかなり楽になりますよ。
当ブログでは操作方法をトラリピの設定変更方法とトレード画面の操作手順全解説で解説してますし、実際に売買している動画も公開しています。
株が不調の時でも利益が出やすい
株を運用している人の場合は下落時に運用益を出せません。
下落を眺めていくだけになりがちですが、トラリピの場合は乱高下していれば利益が出ます。なので、株価下落局面でも利益を出しやすいのが特徴です。
2019年からトラリピを運用していますが、2022年の下落や2020年の大暴落などはかなりの運用益が発生しました。
【株とトラリピ】
- 株価上昇時:トラリピにとってはつまらない展開になることが多い
- 株価下落時:トラリピが本領発揮するケースが多い
株価が下落しそうな局面や金融・経済が混乱しそうな局面ではトラリピに資金を入れたりします。そうすると株の下落を免れて、トラリピで運用益を出してくれるわけですね。
投資はどれか1つの方法に集中するのではなく、いろんな方法に分散しておくことが大事です。株・仮想通貨・トラリピへ上手に分散しておけば、安定的に運用益を出しやすくなります。
注文の手間が省ける
トラリピでは一気に100本の注文を仕掛けられるので、注文の手間が省けます。
注文する際の手間は業者によってはかなり手間がかかりますが、トラリピの場合は慣れれば数分で可能です。かなり簡単なシステムになっています。
通貨ペアの分散が図りやすい
トラリピにはいろんな通貨ペアがあり、分散が図れます。
他のFX業者とそこまで大差ないですし、なんならもっと通貨ペアの取り扱いが多い業者もありますが、自動売買という点ではトラリピが分散しやすいです。
数週間から数ヶ月程度の短期勝負の場合は他のFX業者でもいいですが、数年程度時間に余裕を持って運用したい場合はトラリピを活用するのがおすすめです。
他のFX業者 | 短期的な売買がメイン 長期運用するには難しい 通貨ペアは多い |
トラリピ | 長期的な運用もできる 運用の手間が省ける(一度注文したら、ある程度の期間運用できる) メンテナンス頻度が少ない 通貨ペアもそこそこある |
短期で運用する場合は分散をそこまで考える必要がありませんが、長期で運用する場合は通貨ペアの分散を意識する必要があります。
通貨ペアを分散し、リスク管理しながら、運用し続けられる点もトラリピのメリットです。
運用戦略を自分で決められる
運用戦略をどうするかは自分次第です。
どんな戦略にするかは自由で、好き勝手できます。当ブログではいろんな設定を用意していますが、最終的には自分でアレンジすることが大切です。
実際にアレンジしていって、どうすればいいのかを運用戦略中に決められます。
他の人の戦略を丸パクリできる
トラリピの大きなメリットは戦略を丸パクリできることです。
個別株や仮想通貨は戦略をパクることができません。売買タイミングが異なりますし、買う銘柄数も無数と言っていいぐらいあるからです。
しかし、トラリピの場合は戦略を丸パクリできます。始める時期が違うと含み損の金額が少しズレますが、それでも運用益はほぼ同じです。
- 成功者と同じ戦略を採用できる
- 自分より少し先を行っている人の設定を採用できる
- 公式サイト同じ設定を採用できる
これは他の投資ではあまり見られないメリットです。つみたてNISAなどの老後用資産形成の戦略はありますが、直近の資産を作る投資の戦略は意外と真似できません。
利益を実際に出している人と同じ設定にできる点がトラリピの大きなメリットです。
利益率がそれなりに高い
利益率が高い点もトラリピのメリットです。
私自身の利益率は2019年から2021年までは10%を超えていました。この先はどうなるかわかりませんが、そこそこいい利益率で自動運用できる点がトラリピのメリットです。
利益率に関しては戦略次第なので、人それぞれ違います。また、相場環境に左右されるものなので、始めたタイミングによっても大きく変わります。
ただ、利回り10%以上を継続できているというのは悪いことではありません。最新の運用状況は常に公開してますので、是非ご確認ください(トラリピの運用実績!運用益の週次報告(2021年〜))
今月からでも運用益が得られるトラリピ。
2019年からの運用で、累計売買損益+100万円突破
毎月コツコツ運用益を得ています。
決済トレールやハーフ&ハーフはトラリピのデメリットになるか?
トラリピには決済トレールやハーフ&ハーフのような戦略があります。
このような戦略は果たしていいものなのでしょうか?
初心者にとって決済トレールはない方がいいケースが多い
決済トレールを設定するかしないかで悩む方も多いかと思いますが、初心者の方は設定しなくて構いません。
特徴としては一方向に動いた時の利益が大きくなるという特徴を持っていますが、反対に一方向に動かなかった時は利益を取り逃がすことになります。
私自身も決済トレールは設定していません。
決済トレールの仕組みに関して詳しくは書き記事に書いてますので、そちらの記事を参考にしてみてください。
参考記事:トラリピの決済トレールを全解説!決済されないデメリットは回避できるか?
ハーフ&ハーフは初心者向けの戦略
ハーフ&ハーフは初心者向けの戦略です。
必要資金を抑え目に設定できます。
ただ、リターン的には少し少なくなってしまう戦略です。
- リターン大(20%以上狙い):ダイヤモンド戦略などを採用
- リターン小(10%〜15%狙い):ハーフ&ハーフ戦略でも対応可能
初心者の方は比較的リスク管理しやすいハーフ&ハーフ戦略がおすすめです。
ハーフ&ハーフ戦略に関しては下記記事もありますので、そちらを参考にしてみてください。
参考記事:トラリピハーフ&ハーフの設定とメリット!長期運用なら理解必須
トラリピのメリット〜なぜ私はメインで運用を続けているのか?〜
ここまでデメリットをたくさん伝えてきましたが、私自身はこのブログを立ち上げるほどトラリピのファンです。
その理由はメリット・デメリットありますが、メリット面が大きいと感じるから。
- 自動運用できる
- 相場の乱高下でメンタルを消耗しなくて済む
- 年利10%以上が期待できる
これらのメリットを解説します。
自動で運用できる
一番大きなメリットは自動で運用できることです。
手動で売買した場合、常に相場を見ておかなくてはいけません。しかし、自動運用では「仕事が忙しい時期に相場の急変がやってきて対応できない」というケースを防げます。
チャートからある程度目を離せるので、安心です。
売買を繰り返していると「チャートに疲れた・・・」という状態になりがち。私自身も個別株や仮想通貨の売買をしていますが、疲れる時はあります。
淡々と自動で運用益を積み重ねてくれるトラリピはありがたい存在です。
相場の乱高下でメンタルを消耗しなくて済む
数年に1回ぐらいの割合で、ものすごい乱高下があります。
その乱高下で運用に失敗するとメンタル的にも金銭的にも大きなダメージを負ってしまいかねません。
トラリピも設定次第ではダメージを負ってしまいますが、私の場合は幅広く耐えられる設定にしています。
- 相場の乱高下で損失を抱える局面になる
- 設定次第にはなるが、トラリピはメンタルの消耗を防げる
2020年の大荒れ相場も、問題なく耐えることができました。設定自体も全く変えず。ただ、値動きが急だったので、正真正銘の平常心というわけにはいかなかったです笑
利益率10%以上が期待できる
リーマンショックから後の全ての金融危機に耐える設定を想定したとしても、年利10%以上が期待できます。
もちろん上下動はありますが、100万円を運用したとしたら、運用益は年間15万円程度のリターンです。
- 自動運用で運用益が増える
- 設定さえしてしまえば、自分で売買できる
- リターンもある程度ある
この3点がデメリットを上回ると思い、トラリピを運用の中心にしています。
好みは人それぞれ分かれるところではありますが、自分で売ったり買ったりする手間を省きたい方はトラリピを運用するといいのではないでしょうか?
まとめ:私はトラリピのメリットはデメリットを上回ると思って投資!あなたはどうですか?
私自身は値動きに合わせて売買する投資の難しさを実感しているので、自動売買が好みです。
設定をメンテナンスしたりすることもありますが、基本的には設定を動かすことなく運用しています。
2020年の大荒れ相場では株や仮想通貨で損をしましたが、トラリピはロスカットすることなく運用益を積み重ねていってくれたので助かりました。
- 自分で売買するのではなく、自動で売買したい
- 投資にそこまで時間を掛けたくない
- 乱高下時に不安を感じたくない
これらに当てはまる人にとってはトラリピ向きです。
トラリピを始めたい方は下記公式サイトから口座開設できますので、詳細をチェックしてみてくださいね。
今月からでも運用益が得られるトラリピ。
2019年からの運用で、累計売買損益+100万円突破
毎月コツコツ運用益を得ています。