「トラリピを10年間運用したらどんな感じになるの?」
そんな疑問に対して、トラリピを2019年から運用している私たけが10年後を考えてみました。
私は10年後もトラリピを運用する予定で、その理由は簡単には書ききれないほどあります。(記事の後半に少し書いてます)
- 10年後も運用したいと考える理由
- 10年後の資産のシミュレーション
- トラリピ10年間の運用で考えられる最悪のシナリオと対処法
このあたりの点をまとめましたので、トラリピに興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください。
目次
トラリピ10年で運用した場合のシミュレーション
トラリピを10年間運用した場合、運用金額は2倍以上になる計算です。
トラリピではインデックスファンドよりもいい利益率を狙いたいので、年利10%ほどを目指します。
私も2019年〜2021年までは年10%を達成しています。
利益率10%で計算した場合
当ブログの設定では年間利益率10%を超える計算になっています。
厳密には10%を少し超える設定になっているんですが、今回はキリがいい10%という数字をもとにシミュレーションしてみました。
その結果下記のようなことがわかりました。
- 10年間運用すると運用資金の2倍をやや超える程度になる
- 含み損がいくらになるかは想定が難しい
- 金融危機でロスカットしなければ、資金効率としてはいい
1000万円運用していれば、2000万円以上にはなる計算です。
年間の利益率を10%以上にすることは十分可能であり、決して不可能な数字ではありません。
予想できないのは含み損の金額
運用益自体は大まかな予想ができるんですが、含み損の金額は予想できません。
10年後に含み損がほとんどないかもしれませんし、数百万円程度の含み損がある状態かもしれません。
ただ、トラリピを運用する場合は含み損を気にしないのが基本原則です。
【10年後の含み損について】
- 含み損がいくらになっているかは想像できない
- トラリピ運用は含み損が将来の運用益に変わる
→含み損の金額は考えない方がいい(考えると運用の本質を見失う)
含み損に関してはいろんな考え方がありますが、私は気にしないようにしています。
含み損は将来の決済を産んでくれる種のようなものだと考え、決済されるまでひたすら待つのが基本ルールです。
トラリピを10年間運用した場合の最悪シナリオと最悪を避ける方法
トラリピを10年間運用した場合の最悪シナリオを紹介します。
大金を失ってしまうので、注意しないといけません。
ロスカットが最も最悪のシナリオ
トラリピを長期運用する上で、最も避けないといけないシナリオはロスカットです。
ロスカットしてしまうと多くの資金を失ってしまうため、常にロスカットレートを把握する必要があります。
当ブログの設定はリーマンショック以上がこない限り、ロスカットはされない設定です。
ただ、リーマンショック級以上がくる可能性はありますので、ロスカットの可能性を完全にゼロにすることはできません。
トラリピではロスカットの確率を減らす手段が大きく2通りあります。
- 十分な追加資金を用意しておく
- 損切りする(ストップロスを設定する)
ロスカットになる前に損切りしておいて、損失を小さくするという方法もあります。
ただ、私は基本的に損切りを考えておらず、追加資金でカバーしていく予定です。
その理由は暴落局面は基本的にチャンスであり、ロスカットしなければ大きな利益が見込める局面だからです。
運用試算表で定期的に必要資金をチェック
運用初期段階運用に慣れるだけで問題ありません。
ただ、運用開始から1ヶ月ぐらい経ったら、運用試算表でシミュレーションするようにしましょう。
数ヶ月に1回ぐらいでいいので、シミュレーションしておくと必要資金が明確になります。
【トラリピの必要資金をまとめた表】
必要資金などを簡単にまとめた表なんですが、このような表を作っておくと管理がしやすいです。
トラリピの運用に慣れてきたら、こんな感じで表を作るようにしましょう。
自分で作業して表を作ってみることが大事です。
為替に状況はメールでのチェックでOK
マネースクエアに登録すると毎日メールが送られてきます。
最初は為替のことなんてチンプンカンになると思いますが、毎日メールを見て、為替の状況を確認するようにしましょう。
確認する時間は1分も掛かりません。
こんな感じメールが届くので、この推移を見るだけです。
毎日見続けているとだんだん動きがわかるようになっていきます。
大事なのは「毎日見る」ことで、このチェックがいざという時に役立ちます。
私はトラリピを10年以上運用するのがほぼ確定な理由
いろんなことが起こり得ますが、私自身はトラリピを10年以上運用する予定です。
その理由は、
- 日々の値動きに注目しすぎずに済むから
- 設定のメンテナンスをあまりしなくていいから
これらが挙げられますので、順番に見ていきましょう。
日々の値動きを注目しすぎずに済むから
トラリピのメリットは日々の値動きに一喜一憂しなくて済むことです。
運用金額が増えていけば、複数通貨ペアを運用することになるので、何かしらの通貨ペアが決済するようになります。(全ての通貨ペアがダメな時もあります)
【決済の流れ】
- 豪ドル円が下落もユーロ円が決済
- ユーロ円が下落もNZドル円が決済
- NZドル円が下落も豪ドルNZドルが決済
→何かしらの通貨ペアが運用益を出してくれる確率が高い
こんな感じで決済が来るようになるので、日々の値動きを気にしなくなります。
毎日のメールをちらっとチェックするだけなので、値動きによるストレスがだいぶ軽減できますよ。
設定のメンテナンスをあまりしなくていいから
トラリピでは一度設定したものをごちゃごちゃ動かす必要がありません。
私もメンテナンスや設定をいじるのは1ヶ月に1回以下のペースで、時間がかからないのがメリットです。
トラリピで得られるものは運用益もありますが、時間的な自由も得られます。
【私たけがトラリピに使う時間】
- 1ヶ月に1時間あるかないか
- 忙しい時は1ヶ月以上何もしないこともある
→それでも運用益を積み重ねてくれる
こんな感じで着々と運用益を積み重ねてくれるわけですから、こんなにありがたいことはありません。
リスクはあるものの自由な時間を増やしたい方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
パフォーマンスが投資の中でもいい方だから
私が運用している投資の中で、トラリピはパフォーマンスがいいです。
2019年から3年連続で利益率10%を出してくれているのはトラリピだけ。
1年ごとに見ると仮想通貨のパフォーマンスがよかった年や株のパフォーマンスがよかった年がありますが、平均するとトラリピのパフォーマンスが高いです。
今後このパフォーマンスに変化が出る可能性も当然あるわけですが、ここ3年のパフォーマンスを見る限りはトラリピを辞める理由がありません。
なので、トラリピは今後も継続して運用していきますし、10年スパンで運用したいと考えています。
まとめ:トラリピ10年の運用実績は今後も更新予定!継続運用します
トラリピを10年間運用していきたいと思っているのはメリットがあるからです。
リスクも当然あるわけですが、2019年からのパフォーマンスに満足しています。
10年間トラリピを運用する上で、忘れてはいけないことをまとめました。
- 最悪の場合もシミュレーションしておく
- 10年以上運用のメリットは時間的な節約(メンテナンス頻度を最小限にする)
- 10年後に運用額が2倍以上になる計算(シミュレーション通り未来が動くとは限りません)
トラリピの設定や始め方に関しては記事下にリンクを貼ってますので、そちらを参考にしてみてくださいね!