厚切りジェイソン氏のVTI投資に弱点あり?
FIREをすでに達成していると発表した厚切りジェイソン氏ですが、VTI投資にも弱点はあります。
特に、FIREを目指している人にとっては大きな問題です。
【この記事でわかること】
- VTI投資のどこが弱点なのか?
- VTI投資のメリット
- なぜ私は仮想通貨やトラリピなどのハイリスク・ハイリターン投資をしてるのか?
これらのVTIに対するいろいろをまとめました。
私もVTIへは投資していますが、VTIだけではFIREできません汗。
目次
厚切りジェイソン氏推奨のVTIに投資する方法
厚切りジェイソン氏推奨のVTIに投資するにはつみたてNISAを活用するのが最優先です。
運用益非課税のメリットが大きく、約20%の税金が免除されるシステムです。
仮に運用益が100万円なら、20万円ほど税金がかかる計算ですが、その税金が免除になります。
国の制度なので、ありがたく使わせてもらうといいでしょう。
私が運営している他のブログで、VTIの買い方は解説しています。
よかったらどうぞ。
厚切りジェイソン氏のVTI投資の弱点〜FIREできない?〜
厚切りジェイソン氏のVTI投資の弱点は次のとおりです。
- 多くの人はVTI投資だけでFIREできない
- 今の生活が良くなる実感が得られない
この2つは意外と弱点なので、詳しく見ていきます。
多くの人はVTI投資だけでFIREできない
VTIへのインデックス投資でFIREは基本的にできません。
年利8%ぐらいだと仮定して、
- 1000万円運用:年間運用益80万円
- 2000万円運用:年間運用益160万円
- 3000万円運用:年間運用益240万円
- 4000万円運用:年間運用益320万円
- 5000万円運用:年間運用益400万円
どうですか!?
3000万円運用で月換算20万円です。
FIREするとなると4000万円程度は運用が必要ですが、多くの人は無理な数字ではないでしょうか?
厚切りジェイソンさんは投資でFIREしたわけではなく、稼ぐ力圧倒的だからFIREできたのです。
1年間で投資資金を50万円程度(毎月5万円弱)しか捻出できない場合はFIREするのが30年後とかになります。
貯金してるよりは全然いいんですが、思い描いた現実とは違うのではないでしょうか?
今の生活がよくなる実感が得られない
インデックス投資でよくある勘違いとして、「今の生活が良くなる!」があります。
普通に今の生活はよくなりません。
この言い方だと語弊があるので、言い換えますと「資産自体は増えるけど、長期運用なので、今使えるお金自体は減る」ということです。
仮に、毎月3万円を積み立てるとすると、その3万円は基本的に使わないわけですよね(VTIを売れば使えますが)
【VTI投資の前提】
- VTI積立用の資金は今使えるお金にはならない(老後用、10年後〜30年後用)
- 今の生活自体は切り詰めが必要
- 自由な生活からは案外遠い?
単純に毎月3万円積み立てれば、今使えるお金は減ります。
つみたてNISAの場合は売却できますが、それでは運用額自体が減ってしまいます。
iDeCoの場合は老後まで売却することすらできません。
では、VTIに投資する意義は一体どこにあるのでしょうか?
厚切りジェイソン氏が投資しているVTIに投資するメリットは何?
VTIに投資するメリットもあります。
- 老後の蓄えになる
- 貯金しているよりは長期的に資産が増える可能性が高い
- アメリカの株価推移という「過去の実績」がある
これらの点がメリットで、私も基本的にはVTIへの投資が中心です。
老後資産の蓄えになる
多くの人の場合、VTIへの投資は年金の足しです。
年金だけでは足りない可能性があるので、老後資金をVTIで補ってしまおうというわけですね。
VTIに10年以上投資すれば、資産が2倍ぐらいにはなるので、老後に向けて貯金するよりは圧倒的にマシということです。
と思いませんでしたか?
厚切りジェイソン氏の投資手法は王道の投資ではありますが、投資でFIREという言葉には違和感を覚えます。
仕事で稼げたからFIREできたんです。
「40歳までに2000万円運用できれば、50歳になる頃にFIREできるかも」というイメージです。
40歳までに1000万円運用できなければ、VTI投資は老後資産用になります。
「65歳でFIREや!!!」「いや、それ普通の定年退職じゃん…」となるわけです。
貯金しているよりは長期的に資産が増える確率が高い
貯金しているよりVTIへの投資をした方が「資産が増える!」と断言したいところですが、ネットで公開されるので、「確率が高い」としておきます笑。
ただ、つみたてNISAなどで毎月VTIに投資していれば、基本的には貯金より資産が増えるのは過去のデータから明らかです。
貯金をしてそのまま放置するぐらいだったら、VTIに投資した方がいいでしょう。
アメリカの株価推移という「過去の実績」がある
アメリカの株という長い歴史がある点もメリットです。
最近出てきた仮想通貨はパフォーマンスとしてはかなり高いですが、まだ歴史的には浅め。
しかも、「長期で見れば上昇してる」とは言っても、信用度が薄いです。
【2000年〜2021年末のS&P500(アメリカの指数)】
2000年以前も順調に右肩上がりを続けています。
第2時世界大戦も世界恐慌もリーマンショックも乗り越えているので、信頼性抜群です。
一方、ビットコインのチャートは下記です。
【ビットコインの推移(2021年末まで)】
上下動が激しいですが、昔より上昇していることがわかります。
ただ、信頼性が足りないので、過去の実績があるアメリカ株の方がいいというわけですね。
では、ここからは私が仮想通貨やトラリピなどのリスク資産に投資している理由をお伝えします。
VTIを多めに投資してはいますが、VTI以外にも投資しているのには理由があります。
厚切りジェイソン氏が投資していない仮想通貨などのハイリスク・ハイリターン投資を私がしている理由
VTI以上のリスクがある資産に私は投資しています。
- 仮想通貨
- トラリピ
が筆頭です。
VTIへの投資も当然していますが、なぜ上のようなリスキーな投資もやっているのかをお伝えします。
FIREを目指すための仮想通貨・トラリピ
仮想通貨の場合は数年で2倍以上になる可能性があります。
ビットコインは2020年から2021年に至っては1年で5倍以上になりました。(イーサリアムは10倍以上に)s
記事の前半でも書いたように、VTIに投資をしても老後資産にしかならない人が大半で、私もVTIだけではFIREできません。
【仮想通貨やトラリピに投資する意図】
- VTIとハイリスク・ハイリターン(仮想通貨・トラリピ)に資産を分ける
- ハイリスク・ハイリターン投資で得た運用益をVTIに回す
- FIREに近づくスピードを上げる
仮に1000万円のうち、VTIを800万円、仮想通貨100万円、トラリピ100万円にして、仮想通貨が1年で2倍になれば、パフォーマンスはだいぶ上がります。
ハイリスク・ハイリターンなので、マイナスになってしまう可能性もあるんですが、リスクを取って仮想通貨やトラリピも運用中です。
経験する投資の数を多くするため
私自身ライターとして、仕事をする時もあります。
その時に役立つのがVTI以外の投資です。
ライターでは仮想通貨ジャンルの執筆が求められるケースもあります。
- 経験する投資の数が増える
- 対応できるライター案件が増える
- 収入が増える
資産運用を仕事に繋げる意味で、仮想通貨への投資は有効です。
クラウドワークスで仕事を取る時も、仮想通貨関連の案件に応募できます。
このメリット、正直めちゃくちゃ大きいです!
損するかもしれませんが、仕事のためにVTI以外の投資にも挑戦していきます。
【前提】VTIへの投資はしています
基本的にはVTIへの投資が中心です。
数あるリスク資産の中で、VTIは手堅い部類なので、ここに投資していないと怖いです。
「全額仮想通貨に投資!」なんてことをすると、大儲けできる可能性もありますが、破産の可能性もあります。
- VTIへの投資は中心に据える
- 仮想通貨への投資は全体の10%~15%(独身のためリスクを取れる)
- トラリピは仮想通貨並みかそれ以上の投資額(時と場合による)
これらのルールをもとに投資しています。
ただ、VTIに10割投資するよりも、リターンを上げられる方法がないか考えた結果、仮想通貨やトラリピを運用するに至りました。
トラリピや仮想通貨に関しては詳しくまとめた記事もありますので、そちらをご覧ください。
まとめ:厚切りジェイソン氏のVTI投資でFIREは簡単ではない
VTI投資自体は長期的な資産形成として有効ですが、VTIでFIREできる人はほぼいないでしょう。
40代までに2000万円程度運用するのはそう簡単なことではありません。
その人が取れる選択肢は下記です。
- FIREは諦めて、VTIは老後資産用と割り切る
- 副業に挑戦して、本業以外で収入を得る
- VTI以上のハイリスク・ハイリターン投資を組み込んでみる
私はVTIよりもリターンが大きくなる可能性を狙って、仮想通貨とトラリピにも投資しました。
VTIだけでFIREできなさそうな人は投資の中に、ハイリスク・ハイリターン投資を少し組み込んで見てもいいかもしれません。