「トラリピの利益金額はどうやって変えるの?一番いい利益幅はいくら?」
こんな悩みを解決します。
結論から言いますと、トラリピの利益幅にそこまでこだわる必要はありません。
ただ、変更方法や利益金額の考え方を知ることで、より細かくトラリピ設定できます。
知ってて損がない知識なので、この記事で利益金額を極めていきましょう。
※ 利益金額と利益幅は同じ意味です。サイトによってはどちらか片方しか使ってない場合もありますが、同じ意味で捉えて問題ありません。
目次
トラリピ利益金額とは何か?利益発生の仕組みを解説
利益金額を知る上で大事なのはトラリピの利益の仕組みです。
基礎理解として押さえておくと、今後の運用に必ず役立ちます。
利益発生の仕組み
トラリピ管理表からトラリピの各注文をクリックすると、下記のような設定が見れます。
ドル円の買い設定なんですが、利益金額は900円となっています。
そして、右側を見ると「新規・買」と「決済・売」があり、この差が利益になります。
上記画像注文番号15にある「99.400」を例に利益金額を見てみましょう。
【利益金額シミュレーション】
- 99.400で注文が発生する
- 「決済・売」は100.300円
- 注文金額は0.1万(1000円)なので、0.9円×1000円で、900円が利益になる
利益金額を変更すると、決済の金額が変更になるわけですね。
利益金額を変更すると決済が変わる
先ほどは900円に利益金額を設定していました。
その利益金額を600円に利益金額を変更すると、下記のようになります。
【変更前(利益金額900円)】
【変更後(利益金額600円)】
決済の金額が100.300→100.000に変わってます。
100.000円になった時に決済が行われ、600円の運用益が発生する計算です。
利益幅を変更することによるメリット・デメリットは記事の後半で解説します。
売り設定では「買」と「売」が反対になる
上記画像のように、売り設定では「新規が売で、決済が買」になっています。
買い設定と反対になるだけで、他は一緒です。
売り設定の利益金額を見る時は、買い設定と反対になるという点だけ注意してくださいね!
トラリピの利益金額(利益幅)の変更方法
利益金額の変更はトレード画面にログインした後、下記の設定でできます。
- 「トラリピ管理表」をクリック
- 変更したい通貨ペアをクリック
- 「変更/取消」をクリック
- 「利益金額変更」をクリック
- 利益値幅を入力し直して確認をクリック
【利益金額の変更(画像)】
これで設定完了です。
トラリピの利益幅を小さくするメリットとデメリット
トラリピの利益幅を小さくするメリットとデメリットをまとめました。
長期で運用する場合はそこまで細かく考えなくていいですが、よりトラリピを極めたい方は理解しておくと運用に役立ちます。
メリット:決済回数が増える
利益金額を小さくすると、決済回数は増えます。
- 利益金額小:小さい利益を数多く積み重ねる
- 利益金額大:大きい利益を数少なく積み重ねる
どちらがいいというわけではありませんが、大きすぎず少なすぎずのバランスが重要です。
各設定に利益金額は載せてますので、そちらを参考にしてください。
デメリット:1回の利益が小さくなる
デメリットは1回の利益が小さくなることです。
決済回数を取るのか利益を取るのかという感じですが、私個人の意見としてはどちらでも大差ありません。
一番大切なのは長期で運用する仕組みづくり。
継続すればするほど知識も増えていきますし、運用益も出るので、継続しやすい方が選ぶのが得策です。
利益金額の設定がよくわからない方は設定の利益金額に合わせていただければ、問題ありません。
トラリピ利益金額は自由に変更して問題なし〜リスク面に影響しない〜
トラリピの利益金額は自由に変更してOKです。
その理由はリスク面に全く影響を及ぼさないから。
なので、好き勝手変えても問題ないです。
最適な利益金額は常に変わるので、研究熱心な方は常に最適な利益金額を研究してみてもいいでしょう。
ただ、過去の実績と未来の実績が違うことを考えると、利益金額をちょこちょこ変えるのは時間の無駄になる可能性が高いです。
トラリピ最適の利益金額は常に変わる!〜初心者はそこまで気にしなくてOK〜
「トラリピ最適の利益金額」なるものがネットにあったりしますが、今後の未来を正確に予想できる人が誰もいない以上、最適な利益金額は過去のデータから算出したものになります。
去年と今年は同じようにはなりません。
つまり、最適な利益幅を設定しても、その読み通りに行くことはほとんどないので、初心者の方は利益金額は変えなくてOKです。
公式は利益金額小さめを推奨
トラリピ公式は最適値幅を小さめにしています。
その理由は決済回数を多くして、資産運用を実感してもらいたいから。
- 利益金額が小さい:決済回数が多くなるので、運用を実感できる
- 利益金額が大きい:トータルの利益は大きくなるかもしれないが、決済回数が少なくなる
トラリピは決済されるとメールが届くシステムになっています。
たくさんメールが届くと、やはり嬉しいものです。
トータルの利益は小さくなる可能性もありますが、運用を実感したい人は利益金額を400円程度と小さめにするのがいいでしょう。
トータルの利益を狙うなら700円〜900円ほど
利益金額400円程度にすれば、決済回数は多くなります。
トータルの利益を大きくするなら、700円〜900円ほどの利益金額が理想です。
もちろん、多少の誤差がありますし、その年その年によって最適な利益金額は変わってきます。
ただ、どの年でも700円〜900円におさまっていることが多いので、その範囲内に利益金額を抑えておくのがいいでしょう。
まとめ:トラリピの利益金額は気にしすぎない!最適値は毎年変わります。
トラリピの利益金額を変えることで、多くの利益を取ることもできます。
ただ、その差はそこまで大きくなく、最適値は毎年変わっていくものです。
なので、細かい利益金額はそこまで気にせず、各プランの設定通りか設定に近い金額をにしておきましょう。
トラリピで大事なのは「レンジ幅」「トラップ本数」「ロスカットレート」の3つ。
この3つを突き詰めることがトラリピ運用を成功させる大きな秘訣です。