「トラリピの決済トレールわかりません!なぜか決済されないし・・・」
こんな決済トレールがイマイチよくわからないという人のお悩みを解決します。
この記事ではトラリピの決済トレールの仕組みと設定方法を解説。
- 決済トレールの仕組みと設定変更方法
- 決済トレールが決済されない時
- 決済トレールのメリット・デメリット
これらの内容を画像付きでまとめてますので、決済トレールがわからない方は必ず読んでいただけると嬉しいです。
目次
トラリピ決済トレールの仕組みを解説
まずは決済トレールの仕組みを理解することが大切です。
少し難しいかもしれませんが、何度か読んでいただければわかる内容になってますので、繰り返し読んでいただけたら幸いです。
決済トレールがない設定の決済
上記画像は決済トレールなしの注文パターンです。
一番下の「16」の注文を見ると、99.000で買って、99.900で売る設定になっていることがわかります。
決済トレールなしだと「決済価格」で注文が行われるんですが、決済トレールありの場合だと違います。
決済トレールがある時の決済
上記画像が決済トレールありの時の画像です。
決済トレールの箇所が「設定あり」になっているだけで、他の部分は決済トレールなしと一緒です。
ただ、決済の仕組みは大きく異なります。
決済トレールは決済価格から0.2円上がらないと決済されない仕組みになっていて、0.2円上がってもトレンドが継続する限り決済されません。
上記画像「12」の注文を例に解説します。(画像では決済トレール設定なしとなっていますが、ありだったとして解説します)
- 「決済・売」は101.100円だが、その価格では決済されない(決済トレール)
→101.300円に到達せず下落した場合は決済されない(決済トレールのデメリット) - 101.300円まで上昇すると101.100円の注文が有効になる
→101.300円から101.400円まで上昇して、101.100を割り込んだ場合は101.100円で決済 - 101.500円まで上昇すると、101.300円の注文が有効になる
→101.500円から101.600円まで上昇して、101.300を割り込んだ場合は101.300円で決済 - ③のケースだと、100.300円で決済されるので、通常の決済(101.100円)より運用益が取れる(決済トレールのメリット)
このように、上昇を継続しているケースでは利益を大きくすることができます。
ON/OFFを切り替えることができる
決済トレールは簡単にON/OFFを切り替えることができます。
なので、これから大きなトレンドが来そうだと思ったら、決済トレールをONにすることで、利益を最大化できます。
- レンジ相場:決済トレールOFFが有効
- 大きなトレンド相場:決済トレールONが有効
【レンジ相場】
【トレンド相場】
レンジ相場の場合、決済トレールによって決済されないケースが増えてしまいがちです。
一方、トレンド相場だと決済トレールで決済されないことが利益を大きくしてくれます。
どちらも一長一短。
相場を読めれば決済トレールはかなり有効ですが、難易度が高いのも事実。
決済トレールについてよくわからない人やトレンドを読むのが難しいと思っている人は決済トレールOFFでいいでしょう。
トラリピで決済トレールを設定・解除する方法
決済トレールを変更する方法は次のとおりです。
- トラリピ管理表をクリック
- 設定変更したい通貨ペアを選択
- 「変更/取消」をクリック
- 「決済トレール設定」をクリック
- 決済トレールの設定が変更されているのを確認
- 変更実行をクリック
【決済トレール変更手順(画像)】
取り消す際も同様の操作で「設定なし」に変更できます。
トラリピで決済トレールを使うメリット〜トレンドに強い〜
決済トレールを使うメリットは下記です。
- トレンドで大きな利益を得られる
- 市場を予測する力がつく
トレンドで大きな利益を得られる
上記のようなチャートの場合は決済トレールを使った方が利益を大きくできます。
何日も上昇が続いているので、利益金額を最大化できるわけですね。
トレンドがやってくる時期を予測するのは難しいですが、市場を読む力がついてくれば、決済トレールは有効です。
市場を予測する力がつく
「今後トレンドが来る」と予想して、決済トレールをONにするのを繰り返していると、市場を読む力がついてきます。
テキトーではダメなんですが、ある程度予測して実際に設定してみると、為替を見るようになりますよね?
そして、為替の変動を知るにはいろんなニュースを勉強することになります。
- 株価
- 各国の経済政策
- 金融政策
決済トレールを予測に基づいてやることで、投資力がついてきます。
この点も決済トレールのメリットです。
トラリピで決済トレールを使うデメリット3選〜決済されないパターンあり〜
決済トレールを使うデメリットは
- なかなか決済されないパターンがある
- 決済成立価格が下回ってしまう可能性がある
- 決済損益がマイナスになるケースがある
この3つが挙げられます。
なかなか決済されないパターンがある
決済トレールありの場合は通常よりも大きく値動きする必要があります。
「決済トレールを設定したせいで、決済できなかった・・・」というのが決済トレールを設定するデメリットです。
基本的に、決済トレールありの場合は利益金額を小さく設定します。
【利益金額の例】
- 決済トレールなし:利益金額800円
- 決済トレールあり:利益金額600円
決済トレールは0.2円間隔なので、上記のように200円の差をつけることが多いです。
決済成立価格が下回ってしまう可能性がある
決済トレールはトレンドが転換した時に決済する仕組みでした。
先ほどの例をもう一度確認します。
- 101.100円では決済されない
- 101.300円まで上昇すると101.100円の注文が有効になる
- 101.500円に決済価格が移動する(101.100の決済価格は有効のまま)
→101.300円から101.400円まで上昇して、101.100を割り込んだ場合→101.100円で決済
この例では101.100ピッタリで決済されるように思われるかもしれませんが、厳密には「101.100を割り込んだ場合に決済」なので、実際に決済されるのは100.099など、101.100より下になる可能性があるということです。
公式サイトでは下記のような記載があります。
決済が売りの場合にはレートが決済価格よりも下回ったときに、決済が買いの場合にはレートが決済価格よりも上回ったときに、成行(なりゆき)注文の仕組みで決済を執行いたします。
決済トレールに関しての注意事項
決済損益がマイナスになるケースがある
FXは週末が休みになっています。
その休みの時に経済危機が発生して、週明け急下落した場合は損失になるので注意が必要です。
【週明け急下落例】
- 101.100円では決済されない
- 101.300円まで上昇すると101.100円の注文が有効になる
- 週末101.300円から急下落し、週明け99円からスタートした場合は99円で決済される
滅多に起こらないことではありますが、週明けの急下落は一大事の時に起こってしまうので、パニックになる可能性があります。
マイナスになることもあるんだと注意するようにしましょう。
まとめ:トラリピの決済トレールは活用しなくてもOK!
決済トレールを活用すると、利益を最大化できる可能性もあります。
ただ、デメリットもあるものなので、初心者の方は活用しなくてOK。
【決済トレールに関する考え方】
- 基本的には活用しなくてOK(当ブログのプランも「決済トレールなし」です)
- トレンドが発生する時に使うと効果大
- 使う時はデメリットも把握した上で使う
ボタン1つで簡単に設定できますので、操作自体は簡単です。
トラリピを深く追求したい方は決済トレールを活用してみてくださいね。