トラリピをやめた人はどんな原因でやめたかあなたはご存知ですか?
私のようにトラリピを長く続けてる人もいれば、辞めてしまった人もいます。
では、トラリピを辞めてしまった人は何が原因でやめてしまったのでしょうか?
【この記事でわかること】
- トラリピをやめた人は何が原因でやめるのか?
- トラリピに向いてない人はどんな人か?
- トラリピを私がやめてない理由
原因がわかれば、トラリピをさらに深く知れます。
トラリピでの運用を検討している人やトラリピをやめようか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
目次
トラリピをやめた人の特徴【長所の理解が大切】
トラリピをやめた人の特徴は次のとおりです。
- トラリピの長所を活かせなかった
- 含み損を甘くみていた
- 他の投資の方が稼げたと思ってしまう
1つ1つチェックしていきましょう!
トラリピの長所を知らずに運用した
トラリピの長所は自動で売買してくれる点です。
投資に使う時間を節約できるのが長所で、1年〜2年にお金持ちになるような運用ではありません。
【やめてしまう人の考え方】
- トラリピで一気に稼ごうとしている
- 狭いレンジで仕掛けている
- 他の投資と常に比較してしまう
トラリピは自動売買ツールです。
売ったり買ったりの判断ができない人が広いレンジで勝負するのが基本な戦略になります。
反対に、短期間で数倍単位の大きな運用益を得たいなら、仮想通貨や株価指数CFDをやればいいわけです。
トラリピの長所を理解せずに運用してしまっている人はトラリピを辞めやすい傾向にあります。
時間をあまり使わずに投資できるトラリピのメリットをまずは押さえておきましょう。
含み損を甘くみていた
トラリピは配当金のような要素を持っています。
含み損を抱えつつも毎月ある程度の金額を決済してくれるのが配当金っぽいです。
トラリピをやっている人の中には不動産に例える人もいます。
- 配当金:株価が下がると含み損。決まった月にもらえる
- 不動産:初期費用が必要。毎月決まった家賃収入が得られる
- トラリピ:含み損を抱える。毎月決済される。リターン10%以上狙える
トラリピ毎月決済されるものの、含み損が大きくなりすぎるケースがあります。
「100万円で株を買ったけど、50万円まで下落した(ただし、配当金は入る)」となると結構しんどいですよね。
トラリピもこれと同じで含み損が大きくなる瞬間があり、それに耐えられずに辞めてしまう人がいます。
他の投資対象の方が稼げたと思ってしまう
仮想通貨が2倍〜3倍になっているのに、トラリピの利益率が15%程度だと不満を感じませんか?
15%は結構すごい数字なんですが、人間の欲は尽きないものです。
【他の投資と心の動き】
- トラリピで年15%のリターン
- 仮想通貨を見てみると、3倍以上になったコイン多数
- 「もっと稼げたのにぃぃ!」とイライラする
③の状態になると、トラリピ以外にしとけばよかったと思うわけです。
で、仮想通貨が上がりきった段階で投資してしまい、下落に巻き込まれてしまうのがダメな典型例。
「他の投資にしとけばもっと稼げた」と思ってトラリピを辞めるパターンは多いですが、下落の沼にハマってしまうケースがあるので、注意しましょう。
トラリピに向いてない人はどんな人?
トラリピに向いてない人はどんな人かを私独自の目線でまとめました。
- 他の投資対象と比較してしまう人
- 含み損が気になってしまう人
- 2年〜3年で資産を倍にしたい人
これらに当てはまる人はトラリピに向いていません。
他の投資対象と比較してしまう人
トラリピはメンテナンス回数を少なくできる点にメリットがあります。
頻繁にトレードするなら、CFDや仮想通貨の方がいいわけですね。
CFDや仮想通貨なら、1年以内に資産2倍にすることもできます。
ただ、当然ながら短期間で大きな運用益を出そうとすると、マイナスも大きくなるわけです。
基本的にトラリピは株価が好調の時に劣後しやすく、株価が低調の時に真価を発揮します。
2020年3月のコロナショックや2020年1月〜3月の株価下落局面ではトラリピのパフォーマンスがよかったです。
含み損が気になってしまう人
トラリピのシステムは配当金に近い感覚です。
配当金は含み損を抱えていても、決まった月に支払われますよね。
トラリピも同じように、「含み損はあるけど、運用益が出る」状態になります。
【配当金とトラリピの考え方(復習)】
- 配当金:含み損はあるけど、配当金が手に入る
- トラリピ:含み損はあるけど、毎月決済される
配当金投資をしている人は株の下落をあまり気にしませんよね。
トラリピもそれと同じような感覚で運用できれば、長期的にリターンを得られるでしょう。
2年〜3年で資産を倍以上にしたい人
トラリピの設定であれば、5年〜10年の間に資産を倍にできる可能性は高いです。
ただ、2年〜3年で資産を倍にするには他の投資が必要でしょう。
投資する時には目的別に運用を分けないといけません。
- トラリピ:リターン10%やや超えで、株価不調時でも運用益を出す投資
- 株価指数CFD:トレードで大きな運用益を出す投資
- 仮想通貨:数年単位で大きな値上がりを狙う投資
運用目的が全部一緒だとただリスクが高い投資になります。
2年〜3年で資産を倍にしたい人はハイリスク・ハイリターンな仮想通貨やCFD投資を始め、トラリピでは比較的安定した運用を目指すといいでしょう。
トラリピ向きな人はどんな人か?コロナショックでもやめなかった私が特徴を分析
トラリピ向きな人はどんな人かをまとめてみました。
私自身2020年のコロナショックでも辞めずに継続できましたが、ここの条件に全て当てはまっています。
継続する上で大切なことを書いたので、ぜひ参考にしてください!
口座残高をあまり見ない人
口座残高を毎日チェックしてしまうと、下落がどうしても気になります。
なので、口座残高はたまに見るぐらいがちょうどいいでしょう。
私が口座を見るのは月に1回〜2回です。
トラリピを辞めてしまうのは含み損の大きさや資金効率を短期で気にしてしまうから。
毎年毎年投資パフォーマンスは違いますから、株が好調の年もあればトラリピが好調な年もあります。
波のように上下動するのが投資なので、残高を気にしない方が長続きします。
トレード回数を増やしたくない人
頻繁にトレードしたい人はCFDなどのトレードで利益が得られる投資に切り替えた方がいいでしょう。
反対に、トラリピはトレード回数を減らしたい人向けです。
トラリピでトレード回数を増やす戦略も可能ですが、トラリピのトレード回数を増やすぐらいなら長期的にも右肩上がりになっている株でトレードした方がいいと私は判断しています。
- トラリピ:トレード回数を減らせるメリットがある(手間が減らせる)
- 株価指数CFD:トレード回数を増やして、資金効率をよくする(ただ、リスク・労力も大きい)
このように、投資の目的を明確に分けて運用中です。
トレード回数をそこまで増やさず運用したい人はトラリピ向きだと言っていいでしょう。
株価のマイナス局面でも利益を狙いたい人
トラリピは株価が下落局面の時に、決済益が出やすいです。
2020年以降だとコロナショック時と2022年前半の株価調整局面で、トラリピの決済が多くなりました。
この傾向から浮かぶ戦略は下記です。
- 株価上昇局面:株で運用益を狙いにいく
- 株価下落局面:トラリピで運用益を狙いにいく
株だけだと下落時につまらなくなりますが、トラリピを同時にやっておくと株価下落時でも運用益が出ます。
株価マイナス局面でも利益を出したい人はトラリピ向きだと言えるでしょう。
トラリピが強い時はどんな時か?株や仮想通貨との併用戦略あり
当ブログで紹介している戦略を採用した場合、どんな時に強いのかをまとめました。
過去の運用経験から見えたことは「株価が下落している時にトラリピの決済回数が増える傾向」です。
株価が下落している局面で強み
株価上昇時はトラリピに文句を言う人は多いなぁと感じます。
トラリピの利益率は株価上昇時に悪くなる傾向があるからです。
- トラリピはク◯だ!
- 株やってる方がいい!!
こんな意見がたくさん出てきますが、株価下落時にはトラリピのありがたさを実感します。
特に、2022年の1月〜3月はトラリピがあったからこそ、運用益を取り続けられました。
株が弱い場面で、トラリピは強さを発揮してくれます。
株価が堅調な時はトラリピは劣後傾向
株価が順調に推移している状況だと「トラリピなんか微妙…」だと感じるはずです。
トラリピは相場の変動を取りに行く投資なので、株が順調だと変動が起こりにくいわけですね。
- 株価下落時、ボラティリティーが大きい時→トラリピが強い
- 株価が堅調な時→株価指数CFDや個別株への投資が強い
2020年のコロナショック後の株価上昇局面ではトラリピは微妙なパフォーマンスでした。
2020年4月〜2021年は概ね株価が堅調だったので、トラリピをやっている人は不満を感じたでしょう(私もその1人ですが)
ただ、株価は永遠に上がり続けるわけではないので、トラリピが強い局面もやってきます。
数年単位のトレンドを利用する戦略
株はずっと強いわけではありませんし、仮想通貨もずっと強いわけではありません。
トレンドが入れ替わりで変わっているんですね。
となると、その特性を活かして、株価好調時と株価不調時で戦略を分けるのも1つの方法です。
株価好調時 | 株への比重を増やす 株価指数CFDを積極的に行う |
株価不調時 | トラリピへの割合を増やす 株から一旦手を引いてみる |
ビットコインの半減期 | 半減期後は上昇確率が高いので、仮想通貨中心にする |
仮想通貨や株が圧倒的に強い局面はありますが、数年単位で見ると株が強い局面とトラリピが強い局面が順番に入れ替わっています。
資金を流動的に動かしながら、その時々に応じたトレードをしていくのも1つの方法です。
私は「株」「仮想通貨」「トラリピ」を運用していて、株や仮想通貨が上がりそうだと思った時に、トラリピ資金の一部を割り振っています。
そして、株や仮想通貨が不調の時にトラリピに戻しています。
投資戦略を数多く持っていると臨機応変に対応できますので、他の投資と併用してトラリピを活用するといいでしょう。
トラリピはやめない!時間的自由と株価下落時の投資が理由
トラリピをやめるつもりがないのは
- 時間的自由が得られる
- 株価下落時の投資対象になる
この2つが理由です。
株式投資や仮想通貨と組み合わせると、トラリピはさらに有効活用できます。
トラリピだけに専念してしまうと、株や仮想通貨の大きな上昇を取れません。
逆に、株や仮想通貨だけに専念してしまうと下落時でも「なんとか稼がないといけない」という心理が働き、株や仮想通貨を辞められなくなります。
下落時に逃げることができず、損してしまうんです。
私が運用している投資の戦略と考え方をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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